みんな大好き食べ放題!
とはいえ日本のような「食べ放題文化」がメジャーではないカナダに住んでいる私にとって、食べ放題に行けることは滅多にないチャンスなのです。
しかし!私の住んでいる街ビクトリアでついに、「寿司食べ放題」のレストランを見つけてしまいました!うれしー!
というわけで今回はカナダのジャパニーズレストランで寿司食べ放題をやってみた様子をレポートしていきます!
食べ放題(All-You-Can-Eat)はカナダでは珍しい!

日本では焼き肉や寿司、居酒屋などで食べ放題コースがあることは珍しくありませんよね。しかしカナダでは、日本のような食べ放題を前面に押し出すレストランはかなり珍しいのです。

みんなたくさん食べるから…?なぜかはわからない。
私の家の近くには、カレービュッフェやフィリピン料理ビュッフェ、アフリカ料理ビュッフェのレストランがあります。「食べ放題」というよりは「ビュッフェ形式」が多いのが特徴かなと思います。
ちなみにお酒の飲み放題はまず存在しません!
お酒のルールに関しては日本よりもカナダの方が圧倒的に厳しいです。酔っ払いを店に入れなかったり、既にお酒に酔っている人にお酒を提供しなかったりと、お酒に関しては管理が徹底されています。公共の場(路上や公園、ビーチなど)での飲酒も禁止ですし、お酒は酒屋でしか買うことができません。カナダに来る方は気をつけましょう。
厳しいルールのもとでは飲み放題はできないようですね。



あとは日本人よりカナダ人の方がお酒が強い人が多いので、飲み放題をしたら大変なことになるのかも…?
今回行ったのはShiki Sushi!カナダで念願の食べ放題


というわけで今回は、ビクトリアのダウンタウンにあるShiki Sushiに行って参りました!
カナダではお寿司の食べ放題は珍しいため、このレストランは「食べ放題ができる店」として人気のあるお店のようです。
予約をしておきましたが、平日だったこともあり店内はガラガラでした。


入店の際に食べ放題をするか一品ずつオーダーするのかを問われたので、食べ放題がしたいと伝えました。
そして出てきたのが、こちらの食べ放題メニュー。


“Edamame”や“Goma-Ae”など、けっこう日本語がそのまま使われていることが分かると思います。魚の名前もかなり日本語そのままですね。



にしてもめっちゃ豪華な食べ放題じゃない?寿司もお肉も揚げ物もサラダもあって嬉しい。
ちなみに飲み物やデザートメニューは食べ放題には含まれていません。
というわけでファーストオーダー!タッチパネルなどはないので、店員さんに口頭で注文します。



最近の日本の食べ放題はバイキング形式かタッチパネルが多いからちょっと新鮮。
大量のメニューを口頭で注文するのはちょっと恥ずかしかったです(笑)


そして運ばれてきました第一陣。手前から、焼き鳥、エビフライ、一番奥は…イカフライかな?実はカナダにはあまりない焼き鳥(Chicken Skewerと呼ばれます)、久しぶりに食べることができて嬉しいです。タレもおいしいです。



焼き鳥テンション上がる~!!
飲み物はサッポロビール。カナダではサッポロとアサヒがメインで流通しており、キリンビールはまず見かけないですね。


そしてこちらはビーフの焼きうどん。真ん中の小さいボウルに入っているのはチーズ春巻きです。そして右前のエビの入ったものは酢の物です。“Sunomono”と呼ばれ、こちらも日本語が浸透しています。
味はスナック感はあるものの、とてもおいしい!野球場などで売っているスタジアム飯の感じ。食べ放題だから多少チープなものでも満足できます。


そしてこちらがお寿司!海外感溢れるお寿司なのではないでしょうか?
カナダ寿司あるある:ロールが豪華・周りにトビコつけがち
サーモンとタイの刺身、ホタテ、ホッキガイのにぎり、さらにホタテロールとスパイシーサーモンロールです。



やっぱカナダはサーモンがおいしい!脂がのっていて分厚いです♡タイのお刺身は解凍しましたって感じの味でした。
カナダのお刺身の特徴は、とにかく厚切りなことです。
さらにロールは、マヨネーズやソースをたっぷり使っています。ソースでべたべたのお寿司は、濃い味付けが好きな人は大満足だと思います。


こちらはカニ軍艦、えびにぎり、トビコ軍艦、いなりずし。いなりずしはカナダでもベジタリアン・ヴィーガンや子供の間で人気のあるお寿司です。
で、気になるのがカニ。一番手前の赤と白の軍艦ですが、これほんとにカニ?
味はというと、めっちゃパサパサでカニカマっぽくもない。おそらくカニカマの類ですが、なんというか…紙のような食感で謎が深まるばかり…。



メニューには“Kani”と記載があったのですが、カニではなかった!
奥にうっすら見えるものは、ビーフタタキです。ポン酢のタレがおいしい!


ここでお酒を追加。寿司と熱燗!最高だ!
日本酒は英語では“Sake”と呼ばれています。日本語では“Sake(酒)”はアルコール全般を指す言葉ですが、英語で“Sake”と言うと「日本酒」の意味になるので注意しましょう。



カナダで働き始めてすぐのころ、お客さんに「“Sake”ください」と言われて「何の酒ですか?」と聞き返し、「だからSakeだってば!」「だから何の!」と押し問答になったことがあります。


こちらは“Motoyaki”と書かれていたもの。「もとやき」は日本語でも知らなかったのですが、魚や貝類などに卵黄とみそ、砂糖などで作ったソースをかけて焼いた料理のことだそうです。



知らない日本の料理をカナダで知る日。世の中知らないことだらけだ。
これが…めちゃくちゃおいしかった!おそらくマヨがたっぷりだったけどホタテごろごろでおいしかった!!
こちらは1人2個までというオーダー制限が設けられていました。看板メニューなのだと思われます。


そしてこちらが皆さんご存じの、寿司ピザです。
寿司ピザて。
興味本位で頼んでみたのですが、下は揚げたご飯、上にサーモンのタタキがのっており、マヨネーズと鰻のタレ?がかかっていました。



カナダの寿司は高カロリー。普通の巻きずしも、油に入れて揚げたりするのです。
寿司ピザの気になるお味ですが、普通においしかったです!が、食べて感じる高カロリー!!ジャンクな寿司スナックって感じです。
これはひたすらビールに合います。個人的には揚げたごはんも好みでした。


寿司ピザの断面図です。これだけ見ると何の料理かわからないですね。
こういうストリートフード的なお寿司は、日本にあってもいいじゃないかな?と個人的には思います。かつて江戸時代の日本では、お寿司は庶民に人気のストリートフードだったという話も聞いたことがありますし。
カナダには他にも、寿司ブリトーや寿司タコスなんてものもあります。


さらに追加のお寿司です。スパイシーサーモン刺身、タコ寿司、その他ロール(名前を忘れてしまった)です。
店員さんが思った以上に頻繁にオーダーを取りに来てくれるので、問題なく食べ放題を楽しむことができました。



レビューの中には、「最初の注文以降全然店員さんが来てくれなくて満足に食べ放題ができなかった」というものもあったのですが、そんなことはありませんでした。
また、スパイシーサーモン、スパイシーツナといったメニューも、カナダのお寿司屋さんでは定番の1つです。
刺身の上にスパイシーマヨがかかっているという豪快な一品。このスパイシーマヨもカナダでは人気の高い調味料ですね。



私も大好物。寿司といえばスパイシーマヨでしょ!ってとこまで来ている。
ちなみにカナダではタコはあまり食べません。タコのお寿司があるのはなかなか珍しかったです。


こちらは“Agedashi Tofu”!Tofuは今や英語ですが、Agedashi部分も日本語が使われているのには驚きです。
お出汁もおいしく、サクッと揚げられていておいしい揚げ出し豆腐でした。
というわけで今回の食べ放題はここまで!めちゃくちゃおなかいっぱいになるまで食べられて大満足です。
カナダの外食は全体的に高く、なかでも日本食は特に高い傾向があるので、値段を気にせずに食べたいものが注文できたのは最高でしたね。



メニューが限られているからまたすぐには行かなくていいけど、またどこかのタイミングで行きたい。
Shiki Sushi食べ放題の値段やルールまとめ
- 食べ放題料金:大人$45、子供$3×年齢
- 時間制限:2時間
- 食べ放題の客は自動的に15%のサービス料がかかる
- 食べ残しは、食べ残したメニューに対し通常料金を徴収される
カナダではカリフォルニアロール1つで10ドル前後かかることが普通なので、それを考えると1人45ドルはかなり安い!
ただしここはカナダなので、チップ制度があります。食べ放題は特に店員さんに何度も注文するなど手間がかかるものなので、会計時にチップ15%が自動的に上乗せされています。



個人的にはチップ15%は安いほう。最近はレストランでは18%が主流です。
そしてもちろん食べ残しは厳禁。



ちなみに45ドルはだいたい5,000円くらいなので、寿司の食べ放題としては日本円に換算しても安い気がする。
ビクトリアのその他おすすめジャパニーズレストランは?
最後にビクトリアでおすすめのジャパニーズレストランを紹介します。
ビクトリアに旅行に来る際は、ぜひ現地ならではのお寿司も食べてみてくださいね!
TORO


ザ・の日本食という料理が楽しめるレストラン、TORO。
店内に日本らしさはあまりなく、北米のレストランという感じですが、いつも多くの人でにぎわう人気のジャパニーズレストランです。
お寿司は具が多めでご飯が少なめという豪華なロールを食べることができます。料理のクオリティも高く、デートやちょっといいディナーにもおすすめです。メニュー数が多いのも嬉しいポイントです。
梅酒や日本酒、ビールなどお酒の種類も豊富なので、お酒好きの方にもおすすめ。日本らしいお酒やカクテルを楽しむことはできますよ。



ちょっと高いけど、料理はどれもおいしかった!カナダ流日本食を食べてみたい人はぜひ。
Uchida Eatery


ビクトリアで本格的な日本食を食べるなら、Uchida Eateryがおすすめです。「食堂」という雰囲気のレストランです。
主に海鮮丼がメインで、本格的なマグロ丼やサーモン丼、ネギトロ丼などが楽しめます。



カナダでは珍しい温泉卵がトッピングできたのが嬉しかった!
他にもサバの塩焼きや味噌汁など、かなり日本らしい美味しいご飯を食べることができます。日本食が恋しくなったときにおすすめです。
コスパよく生の魚が食べたいときはポキという選択肢!


Poke Bowl(ポキボウル)はもともとハワイの名物ですが、カナダでも人気の高い食べ物です。
ビクトリアでもポキの専門店が多く、自分の好きな具材を選んで自分好みのポキを作ることができるのが最大の魅力です。
マグロ、サーモン、ホタテといったシーフードから、野菜、カニカマ、海藻サラダなどのトッピングを盛り付けてマヨネーズやポン酢といったたっぷりソースで味付けをします。



自分の好きな具材でカスタマイズできるのが嬉しい。しかもたっぷり盛ってくれる。
具材の量にもよりますが、だいたい18ドル~22ドル前後でボリューム満点のポキボウルを食べることができます。
ジャパニーズレストランで食事をするよりも安く済むことが多いので、「生のお魚が食べたいけど外食はちょっと高い」という人におすすめです!
カナダのAll-You-Can-Eatは楽しかった!海外お寿司を食べてみよう


というわけで、『カナダのSUSHI食べ放題を調査!All-You-Can-Eatってなに?【ビクトリア】』というテーマで記事を書きました。
結論、カナダで初の食べ放題(All-You-Can-Eat)はめっちゃ楽しかったです。
値段を気にせず色々注文できるというのが食べ放題の醍醐味。特に物価の高いカナダでは、外食をすると値段が気になってしまうので食べ放題はコスパがよく楽しかったです。
またメニューの種類が意外と多かったのも嬉しかったポイントです。
マイナス面を挙げるとすれば、食べ放題のクオリティは悪くはないですが、普通のレストランで一品ずつオーダーするほうが料理の質は高いと思います。
みなさんもぜひカナダに来た際は、カナダならではのカナダ流お寿司を試してみてくださいね!カラフルな寿司ロールの数々は最初は驚くこと間違いなしですが、実はけっこう美味しいんですよ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう♪
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